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熊本県地震支援活動及び状況報告
  • 4月19
全国グループホーム団体連合会の皆様へ








(添付写真は19日訪問の益城町の様子です)

各地からのご支援、ありがとうございます。
支援活動について、ご報告いたします。
前回、ご報告しておりました通り、当協議会では、継続して熊本県の地域密着型サービスを広域的に支援活動されている川原秀夫さん(全国小規模多機能型居宅介護事業所連絡会代表)の「いつでんきなっせ」(熊本市東区)を拠点にした支援活動を行なっています。

<当協議会の支援>
17日(日)より、支援物資(水に加え特に依頼のあった物)とボランティア派遣(連日、2〜5名程度ずつ、23日まで)を開始、以降毎日現地からの依頼に応じた物資を届け、現地スタッフと一緒に事業所回りをしています。 18日(月)水、お弁当類50人分 19日(火)水、ポカリ等、ドライフーズ、味噌汁、インスタント飲み物類 20日(水)水、ドライシャンプー、ウェットティッシュ、トイレットペーパー、手指消毒、毛布、紙おむつ類各種 、滅菌ガーゼ、消毒液、絆創膏など
*毎日2〜3回、現地からの連絡(支援物資などのニーズ)に応じて、翌日運ぶようにしています。
*今日から3日間は、紙おむつ類を、県内事業所から集めた分を届けます。

<現地からの報告>
17日:熊本市内、益城町、御船町等の小規模多機能型居宅介護事業所を訪問、状況は様々です。電気は通っているが、水道がまだのところでは、とにかく水、水、水。一見、建物の被害はあまりないように見えても、室内で食器棚が倒れ、使用できる状況にない事業所では、割れたガラスや食器を片づけるために土嚢袋(ゴミ袋では破れてしまうため)、食材があっても電気がまだのため、調理できないのですぐに食べることのできるレトルト食品やあったかい インスタントみそ汁がほしいという事業所。ニーズは様々です。
18日:孤立しているという報道のある「南阿蘇」へ支援へ訪問。 支援先は地域密着型サービスの仲間であるグループホームが2か所。1か所はグループホームあそ和楽、もう1か所はグループホームみなみ阿蘇。どちらの事業所も電気、水道は不通のまま。建物の被害は最小限だったものの、集落自体が孤立していることもあり、食料が底をついているとのことでした。 こちらからは、お米、紙皿等の使い捨て食器、サランラップ、生理用品、おむつ、カセットコンロボンベ、野菜をお届けしてまいりました。当協議会から派遣の2名のコメント・・・南阿蘇のグループホーム2か所を訪問、人的被害はないが、ライフライン全てストップしており、自家発電を使用していた。水は阿蘇特有の湧水を職員が2時間かけて汲みに行っていて大変とのこと。物流もすべてストップ、火を通さなくてよい食べ物が必要。夕方最も被害の大きかった益城町の事業所を訪問、道中の家は全て全壊か半壊しており、役場やグラウンドに車を停め、避難生活をされていたライフラインストップで、職員も自宅が倒壊し、事業所に連泊しながら業務をしているとのこと。スタッフの精神的フォローも重要。
19日:5か所の小規模に加えて、グループホーム:8事業所を訪問。母体施設を持っているグループホームもある。しかしながら、グループホームまで物資が充分に回っていない場合もある。水やおむつが喜ばれる。 全体を通して、パンや調理せずにすぐに食べられる食料が喜ばれた。一方、紙コップやお箸などが不足している事業所もある。出勤できない職員もいる事業所もあり職員不足の事業所もある。また、水道も順次通り始めており、昨日同様、事業所によってニーズが異なるが、高速道路も一部開通する話もあり、近く物流も回復するのではないか。現時点では、日々変わるニーズに近隣の連絡会や事業所に協力いただき、当日午後、現地で必要なものを確認し、翌日向かう 車にて届けられるよう、スーパーやドラッグストア等で必要物を手配し、届けられるような 段取りをとっている。

<全国の皆様へ>
現在まで、一つの拠点(いつでんきなっせ」を窓口として、現地の事業所職員と一緒に活動させて頂いています。「いつでんきなっせ」事態も被災されていますが、行政や多方面からの情報を把握し、これまでの災害支援のノウハウを活かした情報管理、情報提供添て頂いています。福岡県とは言え、まったく土地勘も、現地状況も不慣れな職員の派遣なので、この方法が一番と思います。18日までにほぼすべての小規模事業所の把握をされていましたが、18日より、グループホームの事業所も合わせて訪問、支援が行われています。特にグループホームからの支援ニーズなど、即その場で連絡を頂き(大谷が窓口)、翌日の支援物資で届ける形をとっております。現時点では、緊急時のボランティア体制をいったん23日で打ち切り、再点検しあらためて協力依頼があると思います。支援物資についても、現在は水や食料、紙おむつなどですが、徐々に物流が回り始めると変わって行くと思いますので、とりあえず、何でも受付せずに、現地の声を聴きながら、進めています。昨夕、こちらからの提案で、紙おむつが必要であれば、ウェットタオル、おしりふき等の使い捨てのタオルや汚物入れのゴミ袋、ゴム手袋は不要ですか?とお尋ねしましたところ、やはり必要だとのことでしたので、ちょうどお電話いただいた福島の森さんにお伝えしました。一度にたくさん届いても、置く場所とさばく人が必要なので、下記の物資を送って下さいませんか?  

*送って頂きたい物資
1)ウェットタオル(からだふき、おしりふき)使い捨て
2)ゴム手袋M・L
送り先:〒836−0091 福岡県大牟田市沖田町510グループホームふぁみりえ
*支援金として、物資の購入にも使える分があればありがたいです。
送金先を追って、連絡いたします。
上、なかなか時間の余裕がなく、状況報告できず失礼いたしました。当会でも、連日、やりとりを何度もしながら対応しておりますので、皆様のご協力、大変ありがたいです。どうぞよろしくお願い致します。  
 NPO法人福岡県高齢者グループホーム協議会 大谷るみ子
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